自然と歴史
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自然の中に歴史がある
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「寺請け証文」4 続き

 図16~27は、図5の件数の多い地域、奈良市、生駒市、枚方市、精華町、京田辺市の宗派別証文件数と宗派別寺院数を比較したものである。




図16・17は奈良市の場合。融通念仏宗寺院、浄土宗寺院、浄土真宗寺院、真宗寺院が殆どを占め特に融通念仏宗寺院は33%を占める、証文について同じ事が言える。




図18・19は生駒市の場合。融通念仏宗寺院は全体の70%であるが証文件数は全体の78%と1割ほど証文件数の比率が高くなっている。図8―1から判るように高山と傍示、上、鹿畑とは大きな街道が通っているため縁談等が特に多かった思われる。




図20・21は枚方市の場合。浄土真宗寺院は全体の53%であるが証文件数は70%と高くなっている。浄土真宗の人口が特に多い地域といえる。




図22・23は精華町の場合。此の地区も真宗寺院と浄土宗寺院のみで、浄土宗寺院が83%を占めるが、証文の浄土宗は半分になっている、前回述べたように高山町と精華町東畑はごく近い位置にあり住民の行き来が多く縁談等が頻繁に行われていたと考えられる。その為、東畑の専光寺だけで40%の証文が高山町に送られている。




図24・25は京田辺市の場合。京田辺は真宗と浄土宗以外の寺院は見当たらない、浄土宗の寺院が71%と多く証文件数も79%と多くなっている。




図26・27は京都市を示す、京都市は色々な宗派が混在しているが浄土真宗寺院と浄土宗寺院の2寺院で50%を占めるが真宗寺院がない。


纏め
 京田辺市、精華町は、真宗寺院、浄土宗寺院、に限られ、浄土真宗寺院はない、生駒市は融通念仏宗寺院が多くを占め、奈良市も宗派の違う寺院が多いが、真宗寺院、浄土宗寺院、浄土真宗寺院、融通念仏宗寺院が目立つ。
枚方市は浄土真宗寺院が圧倒的に多く、京都市は色々な宗派が混在している、しかしこの2地区は真宗寺院がは何故か見当たらない。


参考文献
 生駒市古文書調査報告書Ⅲ   生駒市教育委員会


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by kwsan | 2017-01-22 16:06 | 歴史 | Comments(0)