自然と歴史
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「寺請け証文」4 続き
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「寺請け証文」4

4.「寺請け証文」の作成寺院の宗派
 法楽寺に現存する、寺請け証文を作成した寺院は130余寺院に昇、それらの宗派を調べたのが図10である。宗派の多い順に並べると、浄土宗寺院、浄土真宗寺院、真宗寺院、融通念仏宗寺院で全体の7割を占める、その他とあるのは廃寺等で宗派が不明な寺院を示す。
 図11は、現存する証文の依頼主の宗派を示したものである、図10と同じく浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、真宗、で全体の8割を占める。
 証文の依頼主の件数や寺院数も浄土宗・浄土真宗の順に多く、次に、真宗と融通念仏宗と比較すると融通念仏寺院数が少ないが証文の件数はほぼ同等、これは融通念仏宗の人口が多いと考えられる。






 図12~15は、図10における寺院が、どの地域に分布しているかを調べたものである。


 図12は浄土宗寺院の分布を示す、京都市が全体の約4分の1を占める、次に京田辺、精華町、枚方市と続き、此の4市で全体の60%以上を占め、京都市・京都府南部及び北河内地方、特に大阪府東部の生駒山に面した地域に広く分布していることが判る。



 図13は浄土真宗寺院の分布を示す、特に高いのは枚方市で次に、大東市、東大阪市と続き、此の3市で全体の約50%を占め、全体的に見ると大阪府東部に集中し、北河内地方に多く分布している。



 図14は、真宗寺院の分布を示す、特に多いのは門真市・大東市で、次に京都市と続く、此の3市で全体の約60%を占める、真宗寺院は京都府南部から北河内にかけて多いことが判る、特別多いと言う地域はなく北河内や京都府南部にも広く分布している。



 図15は、融通念仏宗寺院の分布を示す、生駒市、奈良市とで全体の80%を占める。特に生駒市は全体の60%を占めおり、現在でも富雄川流域・生駒谷に集中して分布している。


纏め
浄土宗寺院・真宗寺院は京都市から京都府南部・北河内方面、特に生駒山の裾野に広がる地域に広く分布、浄土真宗寺院は高山町と接する(生駒市以外)高山町に近い地域に広く分布している、13図からも変わるように、枚方市は特に多い地域である。
融通念仏宗寺院は奈良県北部、特に生駒市に多く分布している。
 宗門壇那請合之掟に、不受不施派の日蓮宗に対しては幕府は「寺請け証文」の発行を禁止をしていたが、法楽寺文書の中に見える、文面等については未確認であるが、今後の調査の対象としたい。

参考文献
 生駒市古文書調査報告書Ⅲ   生駒市教育委員会




































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by kwsan | 2017-01-22 15:49 | 歴史 | Comments(0)